2015年7月27日

意外と知られていない?結婚式の歴史

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キリスト教発祥とは限らない?教会での挙式

結婚式といえば、日本でも教会で挙げるものがスタンダードだと認識されているようです。教会という単語から予想できるように、これはキリスト教の習慣。神父や牧師が居る事からもそれが解ります。ちなみに、神父が居るのがカトリックで、牧師が居るのがプロテスタントです。豆知識ですね。

ただし、現在日本で行われている教会での挙式の多くは、正式なキリスト教式ではなく、キリスト教式でない西洋の結婚式である「ブライダルパーティ」の形を取っています。勿論正式なキリスト教式で行っている人も居ますが。ブライダルパーティとは西洋の伝統的な挙式スタイルのこと。結婚指輪を運ぶ「リングペアラー」、かごを持ち花をまく「フラワーガール」、新郎の介添え役「アッシャー」、新婦の介添え役「ブライズメイド」などが式を飾り立てていきます。最近は、リングペアラーを子供に担ってもらう「リングガール」や「リングボーイ」なども見かけるようになりました。

ちなみに、日本でのキリスト教結婚式が初めて行われたのは 明治6年です。この年に東京麹町の女性と神田共立学校の外国人教師が挙げた式がこれにあたります。明治は神式の結婚式と共に、西洋式の式が浸透していった時代でもあるのですね。

日本の伝統?神前結婚式

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女性が角隠しを被り、白無垢に身を包んで行う神前結婚式。日本の伝統的な結婚式のありようとしてしばしば語られるこれですが、実は精々100年程度の歴史しか無いというのはご存知でしょうか。これは明治時代に始められた結婚式の形式で、それ以前は神道式の結婚式というものは存在していませんでした。江戸時代以前、結婚の儀式と言えば新郎新婦とお互いの家の家族のみが床の間で顔を合わせたり、そうでなければ広い部屋で新郎新婦を囲み、所縁のある者だけを集めて「結婚しました」という報告と共に出席者達に食事を振る舞うといったものでした。これは現在の結婚式の前身とも言えますが、先述した通り江戸時代以前は「式典」というより「お祝い」の色が強かったと言われています。現在でもまま目にする結納というものがありますが、江戸時代以前はこの結納をして「結婚式」としていたと考えると解りやすいかもしれません。

ちなみに、神前結婚式の意外な歴史の浅さについては、江戸時代以前に床の間等自宅で行われていた「本来の伝統的結婚の儀」を神社等で執り行う形に変容したもので、だから歴史が浅い訳ではないのだと言い訳……いえいえ、説明されています。

いつから行われていた?「結婚式」そのものの歴史

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洋の東西、時代の古今を問わず、結婚はおめでたい事として扱われます。その結婚に伴って行われる結婚式ですが、正確にいつ頃から行われていたのかは、残念ながらハッキリしません。ですが、上流階級の婚姻に伴う儀式めいた行事はかなり時代を遡る事ができます。日本では室町時代……つまり500年程前には既に行われていたと考えられます。それ以前、平安時代などは結婚の儀式は夫婦の床入りとほぼイコールでした。

そもそも、日本とは結婚に伴い大々的な儀式または式典めいた事をするという風習が薄い国でした。先述したように、江戸時代以前は各家の床の間で結婚式めいた事を行うのみで、平安時代にはそれすら無かったと思われます。そのような国が、何故現在のように結婚式を行う事が当たり前のような風潮に変化していったかというと……転機は明治時代にありました。明治時代と言えば、開国直後で西洋の文化が急速に流れ込んで来た時代です。その中に、ブライダルパーティ……つまり、結婚式という大々的な式典の知識も入っていたのではないかという可能性が指摘されています。結婚式を執り行う習慣自体、この国においては意外なほどに歴史が浅いという事かもしれません。

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